47news/共同通信
11日午後5時16分ごろ、福島、茨城両県で震度6弱の地震があった。気象庁は茨城県で最大1メートルの津波の恐れがあるとして一時、同県に津波警報、宮城、福島両県と千葉県・九十九里などに津波注意報を出した。
気象庁によると、震源地は福島県浜通り(いわき市の西南西30キロ付近)で、震源の深さは6キロ。マグニチュード(M)7・0と推定される。東日本大震災の余震とみられる。その後、同県浜通りを震源地とする地震が多発、震度5弱2回を含め11日中に約30回に達した。茨城県北部を震源とする5弱の地震もあった。
福島県警によると、いわき市内で土砂崩れが発生して家屋が倒壊。高橋愛さん(16)ら2人が死亡、男性(71)と女性(14)が重軽傷を負った。ほかに安否不明者もいる。
茨城県によると、龍ケ崎市の男性(46)が転倒し死亡、地震との因果関係を調べている。
更新日 : 2011/04/12
47NEWS/共同通信
宮城県で震度6強を観測した東日本大震災の7日の余震で、宮城県は8日、同県松島町の女性(74)が地震に伴う停電中に自宅ベランダから転落し、病院で死亡が確認されたことを明らかにした。死者は計4人になった。警察庁によると、宮城など東北6県の負傷者数は141人に上った。
東北電力によると、岩手、宮城、福島の各県では8日深夜まで40万世帯以上の停電が続いたが、青森、秋田、山形各県では復旧した。大震災から8日で4週間だが、新たな地震被害が復興に悪影響を与えることが懸念される。
宮城県と搬送先の塩釜市立病院によると、女性は視力が弱く、8日未明に3階のベランダから転落したという。死者数については、山形県警と宮城県石巻市の石巻赤十字病院が計3人の死亡を発表。宮城県は、石巻赤十字病院の2人について「地震との因果関係が薄い」などとしている。
宮城県によると、建物の被害は150件以上。水道も石巻市などの全域で断水した。
東北電力は、宮城県加美町の「宮城変電所」が故障し、東北地方の広範囲に及ぶ停電につながったと発表した。
更新日 : 2011/04/08
asahi.com
東日本大震災による大津波が岩手県宮古市内で、斜面を標高37.9メートルの地点まで駆け上っていたことが、東京大地震研究所の都司嘉宣准教授(地震学)の調査で分かった。国内では過去最高に近い津波の到達点になる。
調査では、宮古市田老地区にある小堀内漁港周辺の海岸から約200メートルの地点で、標高37.9メートルの高さに、津波で漂着したとみられる木片や折れた松の木などを確認。標高30メートルを超す地点で消防車も打ち上げられていた。津波が、険しい斜面を海から一気に駆け上った様子だという。
これまで、津波が高い場所まで駆け上った記録(遡上高〈そじょうこう〉)は、国内では明治三陸大津波(1896年)の同県大船渡市綾里地区で、38.2メートル。世界ではインド洋大津波(2004年)のインドネシアで48.9メートルがある。都司さんは「詳細に調べれば、明治三陸大津波やインド洋大津波の記録を超える場所もありそうだ」と話した。
更新日 : 2011/04/04
時事通信
深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、東京電力<9501>は3日、2号機の取水口付近にあるコンクリート製立て坑「ピット」から、海に直接流出している高濃度の放射性物質で汚染された水を止める作業を進めた。2日に生コンクリートでピットを埋めたが失敗したため、「吸水ポリマー」と呼ばれる紙おむつに使われる吸水性樹脂を地下管路の上流に投入。しかし、流出は止まらなかった。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で、4日朝まで効果を見る考えを示したが、特殊なコンクリートで地下管路をふさぐ3番目の方法も検討していると述べた。色付きの水を流し、流出ルートや流量の確認も行う。
2号機では以前から、原子炉の損傷した燃料棒から出たとみられる核分裂生成物を含む水が、タービン建屋地下と海岸方向に延びる冷却用海水配管トンネルに大量にたまっている。この汚染水が取水口のごみ取り装置を動かす電源ケーブルの地下管路を通じ、ピットに入っているとみられ、亀裂から勢いよく海に流出しているのが2日朝発見された。
地下管路の上流二十数メートル地点には、太いトンネルとの接続部があり、東電は3日午後、地上からトンネルに1メートル角の穴を開けた。重機を使い、粉末状の吸水ポリマー8キロとおがくず60キロ、ちぎった大量の新聞紙を投入。管路側に入って詰まるよう、機械でかき混ぜた。ポリマーは水を吸うと20倍程度に膨らむという。
管路は幅1.1メートル、高さ0.7〜0.9メートル。断面はレンコン状で、電線を通す直径10センチの穴が計15個開いている。
更新日 : 2011/04/04
産経新聞
31日午後4時15分ごろ、岩手県で震度5弱を観測する地震があった。
気象庁によると、震源地は宮城県沖、震源の深さは約40キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・0と推定される。
津波のおそれはないという。
各地の震度は以下の通り。
震度5弱:花巻市
震度4:階上町、普代村、大船渡市、釜石市、盛岡市、滝沢村、矢巾町、北上市、遠野市、一関市、金ケ崎町、平泉町、藤沢町、奥州市、気仙沼市、涌谷町、栗原市、登米市、大崎市、石巻市
更新日 : 2011/03/31
産経新聞
警察庁によると、27日午前10時現在、12都道県警が検視などで確認した死者数は1万489人となった。これまでに家族らから届け出があった行方不明者は1万6621人で、死者と行方不明者は合わせて2万7110人に上っている。重軽傷者は18都道県で計2777人。
また、27日午前10時段階で身元が確認されたのは70%超の約7740人。この大半の7220人の遺体が遺族に引き渡された。
都県別の死者数は、北海道1人▽青森3人▽岩手3152人▽宮城6333人▽山形1人▽福島946人▽東京7人▽茨城20人▽栃木4人▽群馬1人▽千葉17人▽神奈川4人。
建物被害は、全壊・流失が9都県で1万9810戸となった。岩手、宮城、福島3県の沿岸部では地区全体が壊滅的な被害となっており、実数が把握できていない場所が多数あるとみられている。
また、警察が把握している避難所は17都県で2081カ所に上っている。避難所で暮らす人は24万3069人で、ピークに比べて大幅に減少しているが、25日以降はほぼ横ばいになっている。
更新日 : 2011/03/27
47NEWS/共同通信
岩手県陸前高田市で26日、仮設住宅の入居募集が始まった。東日本大震災の被災地では初めての動きで、復興に向けた一歩。不自由な避難所生活解消に希望を託す被災者がいる一方、大津波で壊滅的打撃を受けた故郷に住み続けるのかどうか迷い、応募をためらう人もいる。
市は「入居を希望する被災者は全員が入れるようにする」としており、募集状況を見て全体の建設戸数を決める。
市役所仮庁舎の申込窓口には午前8時半すぎから入居希望者が訪れた。津波で自宅が全壊した気仙地区の女性(49)は「6人家族なので広い仮設住宅に入れるといいです」。住み慣れた場所を離れたくないといい、同地区での入居を希望している。
自宅が流された照井誠七さん(70)は「一日も早く仮設住宅に入居させてほしい」と訴えた。近所の人は多くが行方不明のままだ。妻のキミ子さん(64)と着の身着のまま市立第一中学校に避難したが「自由がきかない」と漏らす。
仮設住宅の入居期限は原則2年間。海沿いの広田地区で家を失った一人暮らしの熊谷節子さん(70)は「もし入れても年金暮らしなので、仮設を出た後の生活が難しい」と途方に暮れている。
一人暮らしの高齢者同士が一緒に応募するケースもある。津波で自宅を失った高田地区の黄川田きよ子さん(77)は「独りだと寂しいし、腰や膝も悪いので不安。話し相手もいる方がいい」と、近所で仲の良かった女性(86)との同居を希望している。
一方、夫(54)、娘(9)と避難している佐々木光代さん(50)は「応募するかどうか、まだ決めきれない」と話す。
隣近所との付き合いには愛着もあるし、娘を地域に育ててもらったという思いもある。だが、親戚を津波で亡くし「千年に一度の津波というけど、一回こうなったら安心できない」と不安が募る。津波で流された家と同じ場所に自宅を再建する考えはないという。
被災した娘の学校や、隣の大船渡市で会社勤めをする夫の仕事がどうなるのかも心配だ。「このまま陸前高田に住み続けていいのか迷っている」と漏らした。
更新日 : 2011/03/26
asahi.com
東日本大震災で確認された死者数が18日、6539人となり、1995年の阪神大震災の6434人を超えた。国内の自然災害の犠牲者としては戦後最悪。いまも約1万7千人の安否がわかっておらず、発生から8日目を迎えても犠牲者の数は増え続けている。
警察庁が各県警からの報告を集計した結果、18日午後2時時点で死者数が6539人となった。内訳は宮城県が3860人で最も多く、岩手県は2040人、福島県は583人。犠牲者が出た地域は12都道県に及んでいる
更新日 : 2011/03/18
47NEWS/共同通信
東日本大震災の被災地、東北地方は17日も真冬並みの厳しい寒さとなり、38万人が避難所での窮乏生活を余儀なくされている。福島県の原発事故などの影響で、被災地から県境を越えて避難した人の数は、共同通信のまとめで少なくとも約1万5千人に上った。大震災は18日で発生から1週間を迎えた。
死者・行方不明者は約1万5千人に上り、福島県と岩手県では、避難所の高齢者計15人が死亡した。
47都道府県が被災者のため公営住宅計約1万4900戸の提供を申し出た。警察庁によると、地震や津波で7万5千戸以上の建物が破損しており、住宅確保は急務となっている。広島県は被災者に467戸を1年間、無償で提供する。大阪府は2千戸を無償提供し、府立高で最大3千人の生徒を受け入れる。
ライフライン復旧に伴い、自宅に戻る被災者が増えている一方、自宅に食料がなく、ガソリン不足で買い物にも行けず、避難所に戻る人も出ている。
震災で孤児が増えるとみられ、仙台市児童相談所は、最大40人を一時保護できるように部屋の改装準備を始めた。宮城、岩手両県は安否確認を進めるため、避難所にいる人の氏名をホームページで公表した。
福島第1原発事故の避難指示を受けて、病院から福島県いわき市の避難所に運ばれた患者14人が死亡。岩手県陸前高田市でも80代女性が避難後に死亡した。警察庁の17日午後10時のまとめで死者は12都道県の5692人、行方不明は6県の9522人で、合わせると1万5214人となった。
余震活動は減りつつあるが、気象庁は17日からの3日以内に震度5強以上の地震が発生する確率を依然40%としている。
更新日 : 2011/03/17
毎日新聞
15日午後10時31分ごろ、静岡県で強い地震があり、同県富士宮市で震度6強を観測した。気象庁によると、震源地は静岡県東部で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.0と推定される。津波の心配はないという。この地震で、東海道新幹線は品川−浜松間で運転を見合わせている。
主な各地の震度は次の通り。
▽震度5強=山梨県忍野村、山中湖村、富士河口湖町▽震度5弱=神奈川県小田原市、山梨県南アルプス市、富士吉田市、静岡県富士市、御殿場市
▽震度4=東京都町田市、国分寺市、千葉県館山市、南房総市、長野県諏訪市
更新日 : 2011/03/15
産経新聞
警察庁によると、15日午後8時現在、東北など12都道県警が検視などで確認した死者数は3373人に上った。家族や知人から届け出のあった行方不明者は6746人で、死者と行方不明者は合わせて1万人を超えた。重軽傷者は16都道県で計1897人になっている。
死者のうち午前10時段階で1870人の検視が終了し、約1060人の身元が確認されたが、遺族に引き渡されたのは約420人にとどまっている。遺族も被災し、避難所生活を強いられていることなどから遺体の引き取りが困難になっている。
各県の死者数は、北海道1人▽青森3人▽岩手1193人▽宮城1619人▽福島506人▽山形1人▽東京7人▽茨城19人▽栃木4人▽群馬1人▽千葉16人▽神奈川3人。
13日午前に200人以上の遺体が見つかった宮城県東松島市野(の)蒜(びる)地区の海岸では、自衛隊が15日午後2時までに167人を収容。一方、全国から派遣された広域緊急援助隊を含む警察は15日午後5時現在で孤立化した被災者ら約3300人を救出したという。
建物の被害は、沿岸部を中心に壊滅的な状況に陥っている宮城、岩手、青森での集計が不可能に近く、報告がほとんどないものの、福島で2413戸、山形で37戸の全壊を確認。関東では茨城140戸、千葉346戸、栃木37戸が全壊した。道路損壊は茨城で307カ所、千葉で278カ所、埼玉で145カ所、栃木で242カ所など。
また、警察が把握している15日午後5時現在の避難状況は、7県で計約43万9300人に上っている。各県の内訳は、岩手約4万6400人▽群馬2万3千人▽茨城約2万2600人▽青森約2100人▽福島約13万1700人▽栃木約9500人▽宮城約20万4千人。
更新日 : 2011/03/15
産経新聞
警察庁によると、15日午前10時現在、東北など12都道県警が検視などで確認した死者数は2475人に上った。身元が確認されているのは約1060人で、このうち遺族に引き渡されたのは約420人にとどまっている。遺族も被災し、避難所生活を強いられていることなどから遺体の引き取りが困難になっている。家族や知人から届け出のあった行方不明者は3118人で、重軽傷者は16都道県で計1889人になっている。
一方、警察庁によると、全国から派遣された広域緊急援助隊は2500人以上が現地入りし、これまでに孤立化した被災者ら2500人以上を救出したという。
各県の死者数は、北海道1人▽青森3人▽岩手675人▽宮城1254人▽福島492人▽山形1人▽東京7人▽茨城19人▽栃木4人▽群馬1人▽千葉15人▽神奈川3人。
一方、建物の被害は、沿岸部を中心に壊滅的な状況に陥っている宮城、岩手、青森での集計が不可能に近く、報告がほとんどないものの、福島で2413戸、山形で37戸の全壊を確認。関東では茨城140戸、千葉346戸、栃木32戸が全壊した。道路損壊は茨城で59カ所、千葉で278カ所、埼玉で145カ所、栃木で150カ所など。
また、警察が把握している14日午後6時現在の避難状況は6県で計約46万8600人に上っている。各県の内訳は、岩手約3万8700人▽茨城約4万7800人▽青森約2100人▽福島約13万1700人▽栃木約9500人▽宮城約23万8800人。
更新日 : 2011/03/15
産経新聞
気象庁は14日、3日以内に震度5強以上の余震が発生する確率は40%と発表した。マグニチュード5.5以上の余震回数が震災発生1〜3日目に比べ、減少しているため、3日以内にマグニチュード7.0以上の余震が発生する確率が70%とした13日の数値を下方修正した。
担当者は「余震はまだまだ続くが、少なくなっているようにみえる」と述べた。
更新日 : 2011/03/14
[制作可能エリア]
東京
品川区,目黒区,大田区,港区,渋谷区,新宿区,世田谷区,千代田区,中央区,中野区,杉並区,文京区,豊島区,練馬区,江東区,足立区,墨田区,台東区,板橋区,北区,葛飾区,江戸川区,荒川区,調布市,町田市,府中市,立川市,八王子市,国立市,小平市,西東京市,他,神奈川県(横浜市,川崎市,他)埼玉県(さいたま市・他),千葉県
北海道(札幌市他),青森県,岩手県,秋田県,宮城県(仙台市・他),山形県,福島県(郡山市・南相馬市・他),茨城県(水戸市・他),群馬県,栃木県,愛知県(名古屋市・他),静岡県,三重県,岐阜県,新潟県,長野県,山梨県,石川県,富山県,福井県,大阪(大阪市・他),京都(京都市・他),奈良県,兵庫県(神戸市・他),滋賀県,和歌山県,岡山県,広島県,鳥取県,山口県,島根県,愛媛県,徳島県,高知県,香川県,福岡県,佐賀県,長崎県,大分県,熊本県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県